久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

氷河期世代は潜在能力が高い!だから、自信をもって!!

私は氷河期世代です。政府が救済計画を発表してくれました。本気でやってくれるかは別として、就職できなかった氷河期世代は能力がなかったのでしょうか?氷河期世代の特徴、能力を考えました。

バブル崩壊が1990年と言われています。その後、平成不景気と言われる不況の連鎖が始まり、2000年ぐらいまで新卒採用は狭き門となりました。1990~2000年の10年間が20歳の世代、1970年~1980年生まれの時代背景を見ながら考えます。

幼少期は70~80年代。経済成長の恩恵を受けてのびのび育っている氷河期世代。親からは会社員になれば人生安泰と教え込まれています。そのため会社員になるために大学へ進学することが人生の成功方法、人生安泰として教え込まれました。就職すること、大企業に就職することが人生のゴール。この考え方が当たり前でした。この頃は、親のお給料も高かったので、親子ともども人生に不安はなく子供の人口は多かったです。

小・中学生の頃は80~90年代。バブル最高期です。ちょうど多感な頃だったので音楽、映画、本、ゲーム、いろいろなものに触れています。ファミコンアイスクライマーが大好きでした。ここでカルチャーをかなり吸収しています。
また、この時期に競争に勝つ。ということを教え込まれました。受験戦争と言われていたので、高校受験ですら大学受験への準備として機能していました。めちゃめちゃ勉強したのを覚えています。中3の夏休みは家で10時間ぐらい毎日勉強していたのを覚えています。
氷河期世代は、かなり勉強をしていて学力も高いです。
中学時代に運動部を経験したした人は、今ではありえない練習方法、根性論を叩きこまれています。昭和負の遺産、シゴキです。理不尽な行為に耐えてしまう、我慢してしまう、という無意味な努力はここで身についてしまいました。ブラック企業で働いている方々は、辞めていいんですよ!

高校時代は90~95年代。ここで氷河期世代の前期・後期で差が出ますが、不景気のニュースを耳にするようになります。それでも、アルバイトはいっぱいあり、アルバイトで商売の仕組みを現場で勉強していました。私は喫茶店と書店でアルバイトしましたが、原価とか粗利、利益、家賃、などのリアルな数字を見て、お金ってこうやって稼ぐんだ、と社会勉強していました。高校受験で失敗したので商業高校に通っていたのが余計に商売、数字に興味を持ったのを覚えています。
ちなみに今でも簿記はしっかりと覚えています。日商2級は高校時代に取りました。少し勉強しなおせば日商1級に受かる自信はあります。

大学時代は95~2000年代。私は大学へ行きませんでした。大学で勉強したいものがなかったからです。親の景気が悪くなったのも正直ありました。なので、専門学校へも行かなかったです。当時専門学校は学費が高かったです。今でもこの時期に大学へ行かなくて良かったと考えています。
今の若い世代の中には奨学金という借金を背負って社会人になる人がかなり多くいます。かなりしんどいと思います。借金して4年間の時間を使って大学へ行くのなら、その分多くの仕事を経験した方がいいだろう、と決めて多くの仕事を経験しました。自分では4年間と決めて動いてことでしたが、このちょっと普通じゃない行動が会社では受け入れてもらえず、時期も重なり就職できない状況になりました。

振り返ってみると多感の頃にバブルでカルチャーに触れ、受験戦争で勉強もこなし大人数だったので競争心もある。シゴキで理不尽な行為に耐えてしまう、いらない根性もあります。かなりの潜在能力だと考えます。
また、上では触れませんでしたがアナログからデジタル、そしてインターネットの始めの部分を20代で体験しています。氷河期世代より上の世代は、パソコン、インターネットに苦手意識を持ち、氷河期世代より若い世代は、アナログを知らない。時代の変わり目に一番いい年齢でいられたのは氷河期世代の特権です。

ただ、氷河期世代には、自信がありません。なぜなら、100社、150社と断られています。自分は社会から必要とされていない人間なんだ。と考えることはありました。これが20代前半での話です。よく心が折れなかったと思います。心が折れなかったのは、周囲の人たちも同じだったからだと思います。こんな環境では自信なんて芽生えないし、引きこもるし、運良く会社に入れたらしがみついてしまいます。たとえブラック企業でも。

氷河期世代、70~83年に生まれた世代は、活躍できる場所がなかっただけです。私も含めてそうですが、今のまま終わったらもったいない世代です。運がなかっただけです。氷河期世代が復活できるキーワードは、自信です。あなたは自分が思っているより、できる人です。自信を持って前を見てください。負の連鎖を終わりにしましょう。