久山 薫/氷河期世代の生き残り日記

~体・お金・ココロを整えて自分アップデート~

GAFA問題は何が問題?

情報、個人情報の占有、独占状態が市場の独占化を招くとして、自民党がなにやらgoogleapplefacebookamazonにちょっかいを出し始めた。

意味が分からない。この4社に政治家がちょっかいをだす意味が分からない。

googleは最初に検索エンジンを作りだし、インターネットを便利にしてくれた。googleができる前は、urlを直接アドレスバーに打ち込まないとwebサイトに行けなかった。yahooがポータルサイトを作って、yahooからいろんなwebサイトに行けるようになってから、google検索エンジンが作られて今に至っている。これによって、yahooもがんばったけれど、インターネットの道先案内人はgoogleになり、ネット広告の収入を得ることになる。
ここで問題になるのが、google検索エンジンが使いずらい、検索結果が自分の求めていた情報にたどり着けない、となった場合、他のサービスがない。ここが問題。というならわかるけれど、google検索エンジンのデータを独占するの勝ち残ったgoogleの戦利品。検索エンジンサービスを作れなかった企業が悪いし、こうなることを予見して支援してこなかった国も悪い。自分がしてこなかったことを棚に上げて、独占状態になっているからちょっかいを出しても、政治家は仕事が遅い、と言われるだけだ。
日本企業でgoogleに立ち向かえるのは、富士通に頑張ってもらいたい。niftyをもっと盛り上げて、インターネットサービスを向上してほしい。

appleも似たようなものだ。パソコンでマイクロソフトの独占状態が続いていた時期の不遇の時代はムシなのか、政治家さん。
最初にスマートホンとして小型端末を作ったのだから、これは企業努力でしょ。実際にiosは使いやすい。アンドロイドは、使いこなすのに時間がかかるのと、メーカーによって使い勝手が若干変わるから面倒だ。使うなら、iosの方がいい。けれど、アップル製品は、コストパフォーマンスが悪い。値段が高すぎるので買わない。シャープ・ソニーがもっと頑張ればいい。日本のお金に余裕がある人がソニー製品を買ってソニーを育てれればいいんだ。シャープはホンファイに買われてしまったけれど、シャープの製品でもいい。がんばれ、ソニー。踏ん張れ、シャープ、

facebookは、個人的に使ってない。データ流出問題があったから、問題以降使っていない人の方が多いのでは?facebookがこのグループに入っている方が不思議な気分。ここに対抗しうるのは、LINE。LINEはツイッター・インスタグラムも含めてインターネットコミュニティにもっと専念してほしい。電子決済なんて寄り道しないで、もっとインターネットの可能性、人と人がつながる楽しさを広げてほしい。東日本大震災の時に生まれ、既読、という生存確認方法を生み出したのだから、LINEにはもっと頑張ってもらいたい。

amazonは、amazonジャパンが法人税を払っていない、ということが分かってから使っていない。そして、何度も何度も仕入れ先企業に圧力をかけている。そういう事実を知っていて使っている人がいるのも理解できない。というか、そういう事実が知られていないのかも。配送料もそうだ。配送無料を言っているけれど、その分配送業者が泣かされている。その証拠に佐川はamazonとの契約を辞めて、ヤマトは交渉をして値上げに成功した。そして、われわれ個人分も値上がりした。これって、インターネットの普及により荷物の総量が増えて配送業者の負担が上がり、人で不足で人員を確保するため、という流れだけれど、ネット販売の配送料無料の陰で、普通に今まで通り荷物を出していた人が、その分を負担しているという偏屈な見方もできる。
amazonに対抗できる会社は・・・、楽天??楽天では、ちょっと頼りない気がする。検索ページが使いにくいし、ショップのページが読みにくい。唯一すぐれているのは、楽天カードを使っているとポイントが貯めやすいから、楽天で買いもをしてしまうループが発生すること。全額楽天ポイントで買い物をしても、ポイントが貯められること。これは、優れてる。ただ、このポイントもどうやって生み出しているのか?これが、不明瞭だとユーザーは離れるかも、少なくとも加盟店にかなりの負担を強いているのなら、私は離れる。
楽天は原点の部分、買い物をもっとしやすいようにすることに力を入れてほしい。特に楽天ブックス。これは、ひどい。ネット書店に求められるのは、ポイント倍増セールではなくて、古い本でも専門性の高い本でもいつでも買える、ということ。ここが出来ていないと使いにくい。

GAFAについて自分が考えることを整理した。やっぱり、データの占有がどうのこうの、というより税金と選択肢がないことが問題になっているような気がする。こう考えるとgoogleが一番ヤバイ。検索結果をコントロールできるということは、接触できる情報をコントロールされるということ。極端に言えば、ネットの世界がgoogleが許す限りの自由な世界。となってしまう。
日本の政治家は、4社にちょっかいを出すより、国内の対抗できる可能性のある企業を支援して、子どもたちの教育を改善して、インターネット企業の選択肢を増やす努力をしてほしい。