久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

ヒトとして仲良くなれる時代へ

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上野千鶴子さんの東京大学の入学式祝辞が話題になっています。個人的に残念な気持ちになりました。東京大学に受かる人たちに向けた祝辞が、「社会は女性を差別している」という内容だなんて。

全文を聞いたわけでもないし、読んだわけでもありません。それに祝辞の内容を否定するつもりもありません。ただ、社会の差別や理不尽は当たり前、ということを改めて話す必要があるの?ということです。

性別だけでなく、学歴、住んでいる場所、生まれた場所、育った文化など差別はあります。就職(転職)には、年齢も差別に入ると思います。30代と40代、さらには50代と応募した時、もっとも採用されやすいのは?ということです。最近ではタバコを吸う人吸わない人。もっとも身近な差別は、好き、嫌い、です。これが現実です。理不尽ですね。

私はこの理不尽に立ち向かっていくエネルギーはありません。受け入れちゃいます。立ち向かった上野さんは尊敬します。もしかしたら、5千円札の肖像画に津田梅子、日本の女性教育先駆者が選ばれたから、祝辞の内容が女性に向けたものだったのかもしれません。憶測です。
話しを戻します。差別を受け入れた私の対処法は、近付かない、ことです。逃げちゃいます。私は高卒なので、けっこうありました。逃げても小さいながらも出版社に入り年収450万ぐらい稼いでいます。
ただ、自分が差別をしてしまう場合もあります。私は育った場所で差別してしまう癖があります。関東人、関西人みたいにイメージで話をする前から、こういう人なのかな?めんどくさい人かな?と判断していまし
でも、今はきちんと話を聞くようにしています。大阪出身でも控えめな人もいるだろうし、京都出身でもストレートな物言いをする人もいるかもしれないからです。

なので、私はきちんと話を聞いてその人に触れてから友達になれるか?今だけでも楽しい時間を過ごせるか?と判断するようにしていま
差別してしまう側にならないよう逃げるためです。

受験勉強を頑張ってせっかく入学した東京大学が男社会だった。女性にとっては、とても残念です。知ってたら違う学校を受験したのに。講義を受けたい教授が東京大学にいたから頑張ったのに。と声が聞こえてきそうです。少なからずとも東京大学は、ウチは男偏重大学です。と明らかにするべきです。そうすれば受験する前に、行く、行かないと選択できますからね。そこは東京大学はフェアじゃないと思います。

女性差別に向かって戦うのも選択肢です。それを否定するつもりはありません。ただ、私は差別は無くならない、社会は理不尽なもの。と受け入れて、少なからず自分と関わる人とは、性別、年齢、学歴ではなくて、個人個人話を聞いてヒトとして仲良くなりたい。そう考えて行動しています。
そうすれば、差別は小さくなって、時間がたてば差別がなくなるかもしれないからです。