久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

情報生産者になる その2

上野千鶴子さんが、
年齢・性別・立場・偏差値・・・、違いを問わず、人が答えのない問いに立ち向かうための、だれにでもわかり、どこでも通用するノウハウです。
と本文-あとがき(P375)で語っています。

情報を作るには問いを立てることが肝要。

とされています。

問い、現実の切り取り方。日常生活で感じる違和感、ノイズですね。例えて言うなら
信号機の止まれはなぜ赤いのか?
赤が止まれのサインなのは日本だけなのか?
信号機で止まれに使われているから赤に目が行くようになったのか?
など、日常にあるもの普通になっているものに対して距離をとり、なぜ?と問いにする。学術的な論文ともなると上記のようなものはすでに誰かが調べていたり、色彩心理学に答えがありそうなので論文をして発表はできませんが、ブログの記事にすることはできそうです。

ノイズから生まれる問いを立てる感覚はブロガーには欲しい能力です。本では、センスとスキルが必要で、センス>スキル、スキルは後で訓練できるから、現実との距離感、態度はその人の生き方が現れるから教えることができない、だからセンスの方が重要、とおっしゃってました。

私個人では、ブロガーはこの距離感であるセンスは持っていると安心しています。日常にノイズを感じているから、ブログという形で外にノイズをアウトプットしている。日常にノイズを感じていなければ、そのまま何事もなく暮らしているわけです。ブログというちょっと面倒なことをしないで。だから、ブロガーは上野さんの言う問いを立てるセンスは十分に持っている、と勝手に解釈して安心しています。

論文は問いを学術的にまとめたもの、ブログは問いをカジュアルにまとめたもの。そういう立ち位置だと勝手に解釈しました。

今日も読んでいただきありがとうございます。