久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

氷河期世代の叫び 「助けて」と言える場所ってどこにありますか?

style.nikkei.com

NIKKEI STYLE のブックコラムで「アラフォー・クライシス: 「不遇の世代」に迫る危機」が紹介されています。ブックコラムで書かれている
■要点3 社会の激変が生んだ自己肯定感の低さ
■要点5 「助けて」と言える“受援力”を持とう
この2点がかなり根深い問題です。

氷河期世代の自己肯定感がなぜ低いのか

100社近く応募を出して断られているから。と思われがちですが、実は違います。それで自己肯定感は低くなっていますが、トドメは親です。
「なぜ?就職できないんだ!」「もっと努力しろ!」
と親からも否定されていました。慰めてくれ、とは思っていなかったけれど、家にいるときにも否定されてしまうと居場所がなくなってしまいます。私は、バイトをそのまま続けて家を出ました。

氷河期世代でも就職している人がいる。
この事実が非情だった。上手く言葉には出来ないのですが、時代のせいにするな、社会のせいにするな、そして、「自己責任でしょ。だって、就職している人いるじゃん」と言われてしまうのです。これも、自己肯定感を低くしているのにトドメを刺しているかもしれません。しかも、けっこう上の世代だけじゃなくて下の世代もそういう目で見てきます。

この2点でかなりの人が自己肯定感が保てず自信がない自分が出来上がります。そして、最悪の場合はひきこもりになってしまいました。

こういう環境を22~24歳で味わうのです。しかも、子ども時は、いい会社に入れば人生安泰。と親も学校も社会もそういう教えをしてきたのにです。
そのいい会社に入れなかった場合の対策なんて誰も教えてくれない。誰も示してくれない社会でした。

ちなみに、インターネットはあったもののパソコンはまだまだ高かったです。安いので20万ぐらいしていた気がします。インターネットも始まったばかり、個人で稼ぐなんて考えもしないです。

「助けて」と言える“受援力”を持とう

と言われても、昔言ったのに、誰も聞いてくれなかったじゃないか!!というのが本音です。今さら自分から言えって言われてもね。と反抗期の中学生みたいにひねくれてしまいます。
それに「助けて」と言える場所がないんです。ここへ行けば話を聞いてもらえる、同じ境遇で苦労した話ができる。
言葉は悪いですが、当時の社会の愚痴が言い合える。
こういう場所がないんです。あるのかな?あったら、教えてください。
少なくともグーグルで調べてもなかったです。

私なりの解決策

あれから、20年過ぎてパソコンも安くなったし、安いスマートホンなら2万で買えます。通信料も格安SIMなら通話料込みで月々2,000~3,000円で使うことができます。ツイッターでもLINEでもブログでもインスタでも、なんでもいいんで声を発した方がいい。声を発すれば、共感してもらえるかもしれない。バッシングが来たら無視すればいいんです。
そして、前にも書きました。

kaoru-hisasaya.hatenablog.com

氷河期世代には数という圧倒的なパワーがあります。横につながりましょう。

人生100年とはいいません。けれども、平均寿命は80歳です。まだ40年も生きていくんです。立ち上げって、声を上げて、人生の後半を楽しい時間にしましょう。自分たちの手で!!

毎日腕立て伏せ1回チャレンジ中
2019年08月15日(夜) 腕立て伏せ 20回 足上げ腹筋 14回

今日も読んでいただいて、ありがとうございます。
久山 薫でした