保険の仕組みをおさらい ~保険会社はどうやって利益を出している? その1:契約期間編~
2020年04月10日
「生命保険」「医療 がん 保険」について話しましたが、そもそも保険ってどんな仕組みになっているのか?書いていませんでした。
過去記事
生命保険:生命保険はほとんどの人が契約する必要・・・ないです!! - 久山 薫/氷河期世代の生き残り日記
医療 がん 保険:医療保険 や がん保険 で損していませんか? - 久山 薫/氷河期世代の生き残り日記
専門家ではないので、難しいことは書けませんがざっくり説明します。
保険は掛け金を払うと何かが起きた時に振り込みがあります。
何かの部分に
命
病気
火災
事故
が入ります。
掛け金をきちんと支払えば、個人では用意するのが難しい金額が振り込まれます。
生命保険だと〇千万円、なんて数字をみると「そんなに保障してくれるの!?」と久山は見たこともない金額でびっくりしました。
一見、入った方がいい仕組みに感じます。
金額が大きいですからね。
それで、「安心料ですから」と言われてついつい契約してしまいます。大きな金額を見て冷静な判断ができない状態で決断してしまうのです。
では、ざっくり仕組みを分解してみましょう。
保険会社
契約者
があります。
保険会社は、なるべくたくさんの契約者からお金を集めます。
契約者に非常事態がなければ、お金が貯まっていきます。
契約者から月々1,000(1千)円ずつ集めても
1万人なら10,000,000(1千万)円
10万人なら100,000,000(1億)円
月々集まります。
契約者に非常事態が起きた場合、ここから振り込みがあります。
1,000(1千)円でも、これだけのお金が集まるので、振り込みが大きな金額になるのは分かります。
保険会社はこの集まったお金で従業員や電気代などを支払っています。しかも、大きなビルを建てているんです。
たくさんの従業員、大きなビル。かなりの利益を出している証拠ですね。
保険には契約期間があります。ここに保険会社が利益を出せる仕組みがあります。
契約者が月々1,000(1千)円払います。10,000,000(1千万)円保障 20年満期の場合
総額:1,000×12×20=240,000(24万)円
支払うことになります。
一見、お得に見えますが、20年間何事も起きなければ、240,000(24万)円は保険会社に全部入ります。
契約者には何も残りません。20年、何事もなくて良かったね。という状態です。
これは、俗にいう「掛け捨て型保険」です。
20年の満期に何事もなくて良かったですね。といくらか戻ってくる場合(返戻金)もあります。戻ってくる場合は「積立型」です。
掛け捨ては、支払いが安いのがメリットです。でも、1円も戻ってきません
積立は、満期で多少戻ってくるのがメリットです。でも、支払いが高いです。
20年間の安心料としての月々1,000(1千)円(合計 240,000(24万)円)と考える必要があります。
契約期間、満期、という一定期間を設定して、保険会社は利益を出しているんです。
保険会社が20年で240,000(24万)円の利益なら健全じゃね?
と感じるかもしれませんが
契約者の人数が
1,000人:240,000,000(2億4千万/20年)
10,000人:2,400,000,000(20億4千万/20年)
と結構な金額になります。
保険会社、保険の仕組みを否定するつもりはありません。ただ、かんぽの事件があったようにきちんとした知識がないと契約する、契約しないの判断ができません。学校でも保険の話はありませんでした。
きちんと考えれば、保険は便利な仕組みです。かんぽ事件を起こさないように、被害者にならないように、自分の親を守るために、保険のことを見直してください。
長くなったので、保険会社が利益を出せるもう1つの仕組み「振り込み条件」は次回、考えてみます。
毎日腕立て伏せ1回チャレンジ中(2019年07月08日スタート:270日継続中)
2020年04月10日(朝)
腕立て伏せ 15回 足上げ腹筋 15回 頭上げ腹筋 15回 背筋 15回
今日も読んでいただいて、ありがとうございます。
久山 薫でした
「ない仕事」を「ないブログ」に置き換えて読むとおもしろいです
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【目の前にある危機から目をそらさない】
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