久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

ストレス対策は小さいストレスのうちに対処

うつ病は、ストレスに対して、通常の人よりも敏感に反応してしまいます。例えば、些細な出来事でも、大きなストレスに感じてしまい、体がだるくなったり、疲れやすくなったり、何もやる気が起きなくなったりすることがあります。人間関係の悩み、仕事でのプレッシャー、経済的な問題など、様々なストレスがうつ病を引き起こす可能性があります。

ストレスを感じたら、その場で対処できるようにしておきましょう。放っておくと、ストレスが大きくなってしまい、倦怠感や体の不調につながってしまいます。
上手にストレスに対処できる方法を準備しておきましょう。

■好きな香りをかぐ

香りは、脳の大脳辺縁系に働きかけ、感情や記憶を司る部分に影響を与えます。そのため、好きな香りを嗅ぐと、リラックス効果や幸福感が得られ、ストレスを軽減する効果が期待できます。柑橘系の爽やかな香りで気分転換をしたり、ラベンダーの穏やかな香りで心を落ち着かせたりと、様々な香りがストレス対策に役立ちます。
アロマディフューザーを使う、アロマオイルを直接嗅ぐ、アロマバスを楽しむなど、香りの楽しみ方は様々です。しかし、香りは個人差があります。自分に合わない香りを使用すると、かえって不快感を与えることがあります。使用する際は、少量から始めて、様子を見るようにしましょう。
ストレスを感じた時は、ぜひ、あなたのお気に入りの香りを活用してみてください。香りの力で、心身のリラックスを促し、快適な毎日を送りましょう。

■グミを食べる

甘いものは、脳内物質のセロトニン分泌を促し、幸福感やリラックス効果をもたらすと言われています。特に、果汁を多く含んだグミは、その香りや甘みによって、よりリラックス効果を感じられるでしょう。しかし、甘いものは適量を心がけ、健康的な食生活を心がけることが大切です。甘いものが苦手な人は、ハーブティーアロマテラピーもリラックス効果が期待できます。自分に合ったリラックス方法を見つけて、心地よい時間を過ごしましょう。

■その場を離れる

仕事で行き詰まった時や、人間関係で悩んでいる時など、ストレスを感じた際には、一旦その場を離れるのも有効な手段です。トイレに行く、深呼吸をするために窓際に行く、気分転換に短い散歩に出かけるなど、様々な方法があります。その場を離れることで、ストレスの原因となる刺激から離れ、心身のリラックスを促すことができます。少し落ち着いたら、深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、問題解決に向けて冷静に考え直してみましょう。

■ストレス対策は小さいストレスのうちに対処のまとめ

うつ病は、小さなストレスにも敏感に反応してしまいます。しかし、ご安心ください。簡単な工夫で、ストレスを軽減することは可能です。この記事では、香り、味覚、行動という3つの視点から、具体的なストレス対策をご紹介しました。例えば、ラベンダーの香りはリラックス効果が高く、甘いものはセロトニン分泌を促して気分を高めてくれると言われています。また、自然の中に出て深呼吸をするだけでも、ストレス解消に繋がります。これらの方法を参考に、あなたに合ったストレス対策を見つけて、穏やかな日々を取り戻しましょう。ただし、症状が重い場合は、一人で悩まずに、医師や専門家にご相談ください。