久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

氷河期世代の生き抜く知恵 現状維持から抜け出す3つのコツ その1-全部を変えようとしない

 今のままではダメだ!!と頭では分かっていても、変えることができない。自分はダメな人間だと決めつけてしまいます。
新しく何かを始めるのは面倒だし、続けられるか不安です。

みんな同じです。派遣のまま、バイトのまま、契約のまま、不安定な仕事のサイクルから抜け出したい、と本気で考えて対策もしていることでしょう。

でも、人間は不思議な生き物です。現状維持を繰り返し、習慣の中で生活をしてしまいます。脳は不確かなもの、知らないものには近づかない、始めないようにできています。特に大人になれば、現状維持の力、見えない鎖は強く働きます。

狩猟時代、農耕時代の方が人類の歴史は長いです。新しい土地に行ってどんな動物がいるか?どんな作物が育つのか?これは食べられる?食べられない?と新しい環境に順応することより、今までの土地、環境にいればどこに行けば、獲物がいて、どんな作物が育って、と生き抜くことに安定した知識があります。
近代の数百年より、狩猟、農耕時代の遺伝子の記憶の方が脳の中で強く働くのは当たり前です。

三日坊主。ダイエットは明日から。禁煙はタバコのストックが無くなってから。先延ばし。新しいシステムは面倒。

これらは、正常な反応です。あなたの意志が弱いわけではありません。脳はそういうふうにできているんです。まずは、このことをしっかり認識してください。

あなたは悪くない。

それでも、新しいことを始めたり、個人で副業、転職活動をして低所得のサイクルから抜け出したい!!
そうです。新しい環境に対応していくことも人間が生き残ってきた方法です。

現状維持と環境対応。

この矛盾する関係を行動で乗り越えられるのが人間が2000年以上生き残った歴史です。あなたも変わることができます。

現状から抜け出したい、自分を変えたい、お金持ちになりたい、モテたい、と考えている人は3つだけ意識して、行動して時間を大切に使ってください。

●全部を変えようとしない
できることをやる
記録を残す

3つで少しずつ始めましょう。

全部を変えようとしない
これは、脳の現状維持習性に逆らわない。ということです。一気に変えようとすると脳が現状に戻そうとして、新しいことをやめる理由をいろいろと語りかけてきます。すると三日坊主になってしまいます。
新しいことは、スモールステップで始めてください。
英語の勉強なら教科書の表紙を見る。教科書に触る。開く。このぐらいでOKとします。昨日までは教科書の表紙すら見ていなかったのです、これだけでも昨日と違う行動をしています。十分です。
お金持ちになりたいなら、1日1回お金を撫でてください。お金に丁寧に触れることでお金に意識が向きます。昨日までのあなたはお金を意識しましたか?大切に扱いましたか?この行動だけでも十分です。昨日のあなたと変わっています。
モテたいなら、1日1回爪のお手入れをしましょう。清潔感は爪にでます。爪をレシートの印刷面で磨けばピカピカになります。清潔感を意識していなかった昨日とは違い、清潔感を意識するようになるので十分です。

毎日がキツイという人もいると思います。けれども、毎日やった方がいいです。毎日がキツイ!という考えが現状維持に保とうとする脳の声に洗脳されています。ここは、毎日やるのがキツイから週に3回に減らすのではなく、毎日できるように行動を小さくする方法をとってください。

私の腕立て伏せ1回チャレンジも今では足上げ腹筋、頭上げ腹筋も加わり日に10回を毎日やるのが当たり前、体を動かすのが現状になりました。
ここまでくるとやることが現状になって脳がやる理由を探すようになります。
週に3日腕立てを10回やる、この方法だったらここまで続けられていたか自信がありません。

いきなり完璧な形、理想な形で始めようとしないで行動を小さくして忙しく疲れている毎日でもできる形にまで小さくして続けてください。

全部が変わるほどの大きな行動は、三日坊主になる典型的なパターンです。全部を変えようとしないで、小さい行動から始めて現状維持から抜け出してください。

毎日腕立て伏せ1回チャレンジ中(2019年07月08日スタート)
2019年10月25日(夜)
腕立て伏せ 11回 足上げ腹筋 11回 頭上げ腹筋 11回

今日も読んでいただいて、ありがとうございます。
氷河期世代の個々の力で社会を見返してやりましょう!!
久山 薫でした