経団連の会長、トヨタの社長が終身雇用限界です、と話はじめてから企業のリストラのニュースを目にするようになりました。
リストラのターゲットになっているのは、40～50歳。企業はこの世代なら再就職できるだろう、と考えています。でも、転職では間口が一気に狭まる年代です。今でも転職35歳限界説は現実感があります。
40～50歳、1970年代生まれがこの年齢で、前半・後半の違いはあれど、バブル崩壊直後に就職活動をしています。入るのも苦労し、バブル感覚で売り上げを上げろと尻をけられながら働き、売上が成り立たないとまっさきに切られる。これって、しんどいです。
とは言え、生まれた年代を呪っても現実は変わらないし、会社のせいにしても現実は変わらない。不満をまき散らして、国に対してもっと保障しろ！苦労して税金払っているんだ！と訴えても何も変わらない。
70年代生まれが、どれだけ不安を感じているかは子どもの数を見ればわかります。団塊ジュニアといわれるこの世代は、人口が多い割には子供を作っていません。私も作っていません。なぜか！？不安だったからです。子供を20年間、育てられるか不安だったからですし、結婚するのも不安でした。何があるからわからないからです。そして、苦労して入った会社で落ちこぼれないようにがむしゃらに働く。これも、不安を解消するために会社に依存した結果の行動だと今では考えています。
会社に入るのも、続けるのも、辞めるのも苦労します。けれど、周囲を変えるのはすっごいエネルギーを必要とします。周囲を巻き込み、小さなエネルギーをたくさん集めて大きくして、会社、景気、行政を変えることは可能ですが時間が掛かります。
自分を変えるのは、自分でできます。今から、今日からできます。
上手く稼いでいる70年代生まれもいます。生活を楽しんでいる70年代生まれもいます。
一緒にがんばる仲間ができると勇気が持てます。
私はがんばります。一緒にがんばりましょう！
