久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

自分の好きなことはわからない?

好きこそものの上手なれ、ということわざ。自分の好きって意外とわからない。嫌いならわかるけれど。だから、SNSや会話の中にこれが好き、っていう内容より、これが嫌い。という内容が増えるのかも。

で、本題です。好きなことって第三者から「あなた、そういうの好きだよね~」と言われない限り自分では気づかない。自分の中ではそう思う、その行動を続けてしまうのは自然な行動だし、自然な行動だから普通であり、特別なことではないから。でも、他人から見れば、そこまでやるか!?よく続けられるな!?とびっくりすることをしている。言われて初めて今自分がやっていたことは、ちょっと特別なんだ、と自覚できる。

もちろん、やっていて楽しい気持ち、つまらない気持ち、を基準に好き嫌いを判断することはできる。この基準は一つだけ問題がある。もののやり始め、入門状態は楽しい。新しいことをやるから、楽しく感じてどんどん上達するから、自分って天才かも!?と思えてしまうことだってある。でも、ある程度のレベルまで行くと、飽きてきたり、上達しないから、つまらなくなる。
という流れが生まれる、これが問題。

副業を勧める話し、職業・適職を探す話しで好きなことをやりましょう。という流れが多いです。ここで、んっ!?、という気持ちになります。そう、好きなことが分からない、となり副業なんて自分には出来ない、適職なんて見つけられない、就職でわくわくする仕事はできない、となりがちです。私もそうでした。
”好きこそものの上手なれ”や”好きなことで輝く自分”という言葉は、少し残酷、というか無責任に感じたりします。
それより、自分の中で得意なことを作った方がわかりやすいです。

自分の中で得意なことは、料理を始めるのは、面倒。掃除はゴミが気になるからすぐに始められる。書類作成仕事は、すぐに始められる。けど、人前で話すプレゼンは何回やっても緊張する。など、好き、嫌いではなくて、すぐに始められる、なかなか始められない、を基準に得意、不得意を分けたり、周りのスキルと自分のスキルを比べて得意、不得意をわけて作っていければ、得意の中から好きなものが見つかるかもしれない。

”好きこそものの上手なれ”から”ものの上手こそ好きなれ”と言い換えられる。