久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

本音は老いを認めたくない。という気持ち

news.yahoo.co.jp

池袋の高齢者ドライバーによる、事故で免許返納が問題になっています。私は高
齢者だろうが若者だろうが、車は人の命を奪う可能性があるもの、運転技術に不
安を感じたら運転するべきではない。という考えです。

高齢者の免許返納をしない理由、「車がないと生活に不便だから」が第1位です。
これって、ウソだと思う。本当は自分の老いを認めたくない、これが本音だし、
生活が不便になる、と言っている本人も気付いていない本音。

日中仕事で電車で移動しています。高齢者の人が空いている優先席に座らず、一
般の座席に座っています。ちょいちょい立っている人がいる状況です。でも、優
先席は空いている。
こういうとき、若い人だって座りたい時、座って移動中に仮眠したい時だってあ
る。この高齢者の人が最初から優先席に座っていれば、ちょいちょい立っている
人の何人かは座れるのに。なんで、高齢者の人は自分から優先席に座らないのだ
ろう?と考えるタイミングはあります。
他にはエスカレーターに乗るときにタイミングを計っている高齢者。後ろに待っ
ている人がいます。なんでエレベーターを使わないのだろう?

この根っこにあるのが、自分の老いを認めたくない、という気持ちがあるのでし
ょう。私だって、小さい文字が読みにくくなり、白髪の割合が増えてきて、小さ
な老いを感じてます。

運転免許を返納しない、運転を続ける。その根っこにあるのは、老いを認めたく
ない、できないことを増やしたくない、という気持ちがある。ここを踏まえない
と高齢者が「まだまだ、若い連中には言われたくない」と意固地になってしまい
ます。

車は人の命を奪う可能性があるもの。一般の人でも殺人を犯してしまいます。自
分は事故らない、といってもそれでもどこかで毎日事故が起きているのは現実。
「老いを認めたくない」という普通の考え方が根底あることを理解することが高
齢者ドライバー問題を考える鍵だ。