久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

zozoの前澤社長もこの世代。氷河期世代の救済政策

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氷河期世代バブル崩壊後の1993~2004年ごろに学校を卒業した世代。生まれ年に直すと1971~1982年(昭和46~57年)に生まれた人たちです。私はここにがっつり入っています。
政府はなぜに今さら、この世代を救う宣言をしたのか?
私からすれば10年前にやってくれていれば、というのが本音です。私なりにこの政策を考えてみました。

8050問題
年金問題
少子化問題
この3つが考えられます。

8050問題
これは80代の親が50代の引きこもってしまった子供の面倒を見ている、という問題です。一見関係ないように見えますが、氷河期世代で引きこもっている人はいます。

中高年ひきこもり61万人 内閣府が初調査 :日本経済新聞

最近でも、2件もひきこもりが関係している事件がありました。1件は官僚が絡んでいたので政府も何かしらの対策を挙げたのだと考えます。

年金問題

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40代から一気に年金納付率が下がっています。これは払いたくても払えない40代がいる、という部分と40代の4割が年金をもらえないことが考えられます。この4割を生活保護で支えることになると行政の負担はかなりのものです。この支出を抑えたいという考えが政府にありそうです。

少子化問題
43歳の私は子供は欲しいものの作るのを諦めました。ただ、現時点で30代の方々に何らかの就職支援を行なえば、結婚して子供を作ってもらうことに間に合うかもしれない、と政府は考えた。と私には見えます。

氷河期世代を救うことにより、3つの問題の対策ができる。かなり効率のいい政策に見えます。ただ、選挙前に言い出したことが気になります。
対策は考えるけれど、実行するとは限らない。
選挙前の政治家が良くやる票集めの宣伝文句にも聞こえます。この政策がきちんと実行されるか監視する必要があります。

氷河期世代救済政策は、30代は救えるかもしれないけれど40代は救われないかもしれません。転職活動をしていて43歳で70社応募して書類を通過したのは7社だけでした。応募した業界も悪かったのかもしれませんが、これが現実です。1971~1982年生まれを採用したら国から給金を企業に払います。みたいなことをしなければ、40代は採用してもらうのが難しいです。ずっとアルバイト、フリーターで今まで過ごしてきた。という人もいると思います。会社に応募して、断られることが続くとそれこそ引きこもってしまう可能性もあります。

氷河期世代を救いたいのなら、本人の意思と覚悟が必要ですが稼ぐ力や起業、スモールビジネスを補助する方法がベターだと考えます。特に40代には。
仮に起業して上手く軌道に乗って雇用が必要になれば、苦労した分年齢、学歴、経歴で人を見ないで人柄と能力で採用の判断をしてくれそうです。
補助のやり方としては、融資の基準は厳しくてもいいけれど、無利子で少額300万ぐらいを貸す。300万、大金です。でも、これだけあれば何とかできるかも!?と希望が持てる金額です。
もしくは、空いている公団を利用して家賃無料で住んでもらい、職業訓練やプログラミング教習、ネットワーク技術者育成をすればいい。40代を救済したいなら、このぐらいの具体策を発表してほしい。

そういえば、zozoの前澤さんもこの世代。。。しかも私と同い年。すごいね、前澤さん。