久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

うつ病予備軍も必見!敏感な人が上手に休むための方法

疲れきる前に、休みましょう。うつ病の方は、敏感な人が多いので周囲の人と比べて疲れやすい特徴があります。そして、周囲の人が休憩などを取っていないと「自分だけ一息入れてたら変かな!?」と考えてしまい、小休憩を取らずに仕事をしてしまいます。
頑張ることはいいことなんですが、疲れ切ってから小休憩を入れるのと、疲れきる前に小休憩を入れるのとでは、回復する量が大きく変わってきます。
ぜひ、上手に小休憩を挟んで、疲れにくい行動にしていきましょう。

■あなたは敏感な人、という自覚を持ちましょう

うつ病の方、うつ病になりやすい方は、敏感な人が多いです。
周囲の人と比べて、光、音、匂い、人の気持ち、雰囲気などを敏感に感じ取ります。情報処理能力が高く、周囲の変化に敏感に反応しています。情報量が多いので、脳が常に活動しているので、心のエネルギーは消費され続けています。
自分は敏感で疲れやすいタイプなんだと理解しましょう。

■疲れのサインを感じ取ってください

敏感なことは、決して悪いことではありません。敏感な特性を持っている、ということです。上手に付き合っていきましょう。
自分の疲れのサインを感じ取る練習をしましょう。
・集中力が途切れやすくなっている
・小さな頭痛がする
・肩が張っている
・背中が猫背に近づいている
・小さなミスを頻繁にしている
・周囲の声が気になり始めている
このような、小さな疲れのサインを見逃さないようにしましょう。自分なりの疲れのサインが必ずあるはずです。

■リラックス方法をたくさん用意しましょう

疲れのサインを感じ取れるようになったら、疲れをリセットする方法をたくさん用意しましょう。小さな疲れは、小さなリラックス行動で解消されます。
リラックス行動はたくさん用意しましょう。たくさんあったほうが、効果があるもの効果がないものいろいろと選別できます。行動との相性がありますからね。同じ「お茶を飲む」というリラックス行動でもリラックスできる人とリラックスできない人に分かれてしまいます。効果があるかないかは、やってみなければわかりません。なので、たくさん用意してください。そして、試してみて効果があるもの、効果がないものを選別してください。
リラックス行動一例
・お茶を飲む
・ストレッチをする
・好きな香りを嗅ぐ
・メガネを外す
・鉛筆をカッターで削る
・外を散歩する
・緑を眺める
・アメをなめる
・グミを食べる
・ラムネを食べる
・手のマッサージをする
・イスから立ち上がる
・運動をする
・入浴をする
・ヨガをする
・カラオケをする
などがあります。「リラックス方法 100」で検索してみるのも新しい発見があります。

リラックスの100の方法 | HAPPY LIFESTYLE

■リラックス方法を仕事中にできること、プライベートできることに分けておきましょう

リラックス方法をリストアップしたら、仕事中でもできること、プライベートでできることに分けておきましょう。
仕事中にできること
・お茶を飲む
・ストレッチをする
・好きな香りを嗅ぐ
・メガネを外す
・鉛筆をカッターで削る
・緑を眺める
・アメをなめる
・グミを食べる
・ラムネを食べる
・手のマッサージをする
・イスから立ち上がる
仕事中にできることは、ぜひ、今日からでもオフィスで試してください。小さな疲れを解消するのに役立てましょう。
プライベートでできること
・外を散歩する
・運動をする
・入浴する
・ヨガをする
・カラオケをする
仕事中にできないことは、家に帰ってから試してみましょう。寝る前などにリラックスして睡眠効果を高める方法もあります。日曜日や水曜日の夜に試してみると、翌日はスッキリな気持ちで出勤できる可能性があります。
自分にあったリラックス方法を見つけて、仕事の疲れを溜めないようにしましょう。

■最高のリラックスと回復方法は眠ること

小さなリラックス方法で効果を感じないという方は、疲れが溜まって大きなものになっている可能性があります。疲れが溜まってしまった方、眠ることを最優先してください。睡眠が最高のリラックスと回復方法です。
大きな疲れになってしまったら、小さなリラックス方法ではリフレッシュするのは、難しいです。睡眠という手段を使って回復してください。一晩ぐっすり眠るだけでは足りません。1週間ぐらいぐっすり眠ることを優先してください。これで、溜まった疲れはリセットできる可能性があります。
それでも、疲労感や倦怠感が取れない場合には、医療機関へ相談することをおすすめします。

うつ病予備軍も必見!敏感な人が上手に休むための方法のまとめ

疲れ対策を紹介しました。
疲れは、溜めてしまうと解消するのに時間がかかります。最高のリフレッシュ方法の睡眠を使っても、1週間以上は睡眠時間を 8時間以上も確保する必要があります。
そうなる前に、小さな疲れの内にリフレッシュ行動をして、疲れを溜めないようにしましょう。