久山 薫/うつ病からの回復

【私にもできた】うつ病 克服の記録

集中力は環境から生まれる

2023年02月12日

会社だと集中して仕事できるけれど、リモートワークだとついついだらけてしまう。
カフェだと集中して勉強できるけれど、家だとついついだらけてしまう。
こういう話はよくあります。
私たちは場所の影響を受けやすいです。上で挙げた例の場合、家はくつろぐ場所という認識があるのと、家がくつろげる環境になっているのが原因だと考えられます。
そりゃ、そうですよね。家ってくつろぐ場所ですからね。気持ちは分かります。

それでも、リモートワークでも集中して仕事をこなす人はいます。家でもしっかりと勉強する人もいます。
この違いは、なんで生まれるのでしょうか?

意志の違い!? 根性の違い!? でしょうか。

実は意志でも根性でもなく、環境の違いです。

家でリモートワークや勉強ができる人は、家の一角に集中しやすいスペースを作っているのです。

例えばの図ですが、机の向きを工夫してテレビやベッドなどのくつろぐことをイメージできるものを視界に入らないようにしているのです。
このような配置にしていると誘惑自体が発生しにくいので、集中しやすいのです。
私たちは、ラクな方へ流されやすい傾向があります。これは、誰でもです。脳がラクをしたいからです。なので、視界の中にくつろげるものが入ってくると、くつろぎたい気分になってしまい、ラクな方へ流されてしまいます。

会社やカフェが集中しやすいのは「くつろぐものがない」「他人の視線」の 2つがあり誘惑が極めて少ない環境だからです。

家でも「くつろぐものがない」「他人の視線」の 2つを作りだせばいいのです。
「くつろぐものがない」は、部屋の配置を変えることで対処できました。
問題はもうひとつの「他人の視線」をどうやって作ればいいのか? です。

机に鏡を置いて、自分を写るようにしてください。これで対策できます。
鏡の自分の視線が、他人の視線の役割になってくれるのです。
これで、あとは小さな音楽、カフェなどで流れているような BGM を音量を小さくして流せば、集中できる環境が整います。

こうやって環境を整えることによって、誘惑を減らすことによって集中できるようになります。
誘惑はたたかっても勝てません。環境を整えて、誘惑を減らしてください。

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